第20回グリーン購入大賞「大賞」を受賞しました
グリーン購入大賞とは
グリーン購入大賞とは「持続可能な調達」を通じて、グリーン市場の拡大やSDGs への取り組みを推進する目的で、グリーン購入ネットワークが主催する表彰制度で、環境省でも後援しています。インクジェットプリンターの使用済みカートリッジを全国規模で回収し再使用するシステムを国内で初めて実現したエコリカでは、さまざまな形状の回収ボックスの開発、設置場所や回収ルートの拡大をおこなってきました。現在では家電量販店やホームセンターなど全国10,000カ所以上に回収ボックスを設置しており、使用済カートリッジのリユース・リサイクルを通じてプラスチック資源の有効活用を推進しています。地球環境の保全と事業活動の両立を基本理念として取り組んできた結果、
- ◎市場参入以来、14年連続の販売シェアNo.1(互換インクカートリッジ)
- ◎WWF(世界自然保護基金)への売上連動型寄付活動
- ◎製品の品質と安全性の追求・製造プロセスにおける環境対策
- ◎雇用を通しての地域・福祉貢献
など、これまで取り組んできた活動を高く評価いただきました。エコリカでは今回の受賞を励みに、リユース・リサイクルインクカートリッジのさらなる市場拡大を目指して、循環社会の実現に向けて貢献してまいります。
※第三者機関による全国の有力家電量販店の販売実績をもとに自社集計(2005年~現在)
以下グリーン購入ネットワーク(GPN)の公式発表より
〇大賞 株式会社エコリカ(中小企業部門)
【評価ポイント】
使用済みインクカートリッジの回収・循環システムの確立(調達)を通じて、再生プラスチックを使用した製品(環境配慮型製品の生産・販売)の普及に取り組み、グリーン市場の拡大に寄与している。多様な回収アプローチとして教育機関や各企業等との連携も評価できる。
■グリーン購入大賞
グリーン購入大賞は、環境に配慮した製品やサービスを環境負荷低減に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度として、1998 年に創設しました。第19 回(2018 年度)より、社会における持続可能な調達の促進を図るために、気候変動の抑制や生物多様性の保全、資源循環の高度化等の環境の側面を中心とした取り組みに加えて、操業の遵法性や労働者の権利、貧困等の人に関わる社会課題を考慮した調達など、SDGs の目標達成に寄与する取り組みも応募対象とし、持続可能な調達を通じたグリーン市場の拡大への貢献という観点から審査・評価を行いました。また、20 回目の節目となる今回は、電力小売事業者や購入者を対象に、再生可能エネルギーの普及促進に優れた取り組みを表彰する特別部門を設置いたしました。
■グリーン購入ネットワーク(GPN)
グリーン購入を促進するために、1996 年2月に設立された、企業・行政・民間団体等による緩やかなネットワーク組織。地方公共団体や企業等の組織購入者へグリーン購入の普及啓発を行うと共に、商品分野ごとの購入ガイドラインの策定、約15,000 点の商品の環境情報を掲載したデータベース(エコ商品ねっと)の運営等を行っています。2018 年度からは、パリ協定やSDGs 等の世界的動向をふまえ、活動の領域をグリーン購入から持続可能な調達に拡大し、購入原則の改定や取り組み度を測るための仕組みを構築し、事業を推進しています。2019 年8 月時点の会員団体数は1,336 団体(企業1,102、行政109、 民間団体125)です。